うさぎの草むしり堂
主にオンラインゲーム(ラグナロクオンライン等)と日常についてつづられています。
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2?3 迷いの中にある微かな光り
 本当の友達というものは簡単にはできない。
 その理由として一番にあげられるのは、相手のどこか一つでも目に付けばそこから不信感というものは広がっていくものだから。
 私が独りぼっちになっても誰も気にかけてくれる人なんていなかった。
 気にされたくなかった。
 でも、寂しさはぬぐいきれなかった。
 笑っていればどんな不幸も飛んでいってしまうなんて簡単に言う人もいるけれど、本当にそうなればどれだけ嬉しかったことだろう。

 このまま裏切られることを恐れて何もしないでいる時間が私には何よりも恐ろしかった。
 そして気付いたらその恐怖から逃げるようにしてシンと出逢った。
 リシェルさんやマリさんとも出逢えた。
 そして、気がつけば大切な友達になっていた。
 難しく考えていた私が知らないうちにこんなにも大切な友達が出来るなんて思いもしなかった。

【友達なんていうものは喧嘩して当然よ】

 そう言って笑うリシェルさん。

【喧嘩ばかりじゃあないですよ。一緒にくだらないことでも笑いあえたり、お互いの悩みを相談し合える、それらをすべてひっくるめて友達って言うと思いますよ】

 にこやかに言うマリさん。

【友達なんて作るものじゃないさ。自然に出来ているから】
【あんたは作ったんじゃあなくて作られたんでしょうが?】
【意味がわからない】

 シンは呆れたように言う。
 でもシンは口ではそう言っていても一緒にいてくれる。
 それだけでも友達なのかと思ったけれども、マリさんは、

【友達と感じるのは人それぞれだし、形が決まっているわけではないから】

 そう言ってくれた。
 きっと私は知らないうちに三人も友達が出来ていたんだ。
 私から離れていった友達とはまた違った友達であることには変わりは無かった。

【友達なんて簡単にできて簡単に壊れるものだけど、そこから学ぶものなんていくらでもあるからこそ友達を求めるものよ】
【友達なんて多くいすぎてもウザいだけだけどね】
【だ?か?ら?、それはあんただけ】
【ふん】

 こうやって口喧嘩(?)をしているシンとリシェルさんも友達になっていくのだと思うと、何だかくすぐったく思えた。

【さあて、さっさと行くわよ】
【また古城?】
【あんたがしっかりしていれば深淵の騎士の一匹や二匹どうったことないわよ】
【がんばって、騎士さん】

 リシェルさんとマリさんにそう言われながらもシンは【仕方ない】といって笑っている。

【ほら、ユーリも行くわよ。さっさと転職したいって言わせてあげるから覚悟しておきなさい】
【お手柔らかにお願いします】

 きっと今、私は笑っているのだろう。
 だから私は笑う。
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コメント
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おひさです。
元気に過ごしていますか?
なんとなく探してみて
このブログを見つけましたよ。
これからも、たまに見に来ますね。
2008/10/05(日) 01:30:47 | URL | byLidiaのGメンバー「パンテーラ」 (#-) [ 編集]

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