うさぎの草むしり堂
主にオンラインゲーム(ラグナロクオンライン等)と日常についてつづられています。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
1?8 ほんの少しの変化
 アドレスを手にしてからといってボクと彼女の関係が変化することも無かった。
 このゲームの世界だけの関係なのだから現実世界なんて関係ない。
 それでも気にならないといえば嘘になる。

 二人で狩りをしているときでも会話をしている時でも、どうしてアドレスなんて教えたのかわからないままだった。
 普通ならば自分のアドレスを教えて何かと連絡がしやすくなることを望んでもいいはずなのにボクはそういう気分にはなれなかった。

【もう少しでJOBが50です】

 嬉しそうに話すユーリにボクは今日も自分から話を始められなかった。

【レベルもだいぶ上がったようだね】
【のんびりとですけど少しずつ上がっています】

 効率重視でないマイペースでもそれなりに数をこなすと上がっていくものだ。
 騎士とアコライトだなんて他から見ればどう見てもアンバランスだろう。
 狩場で誰かに見られると不思議そうに見られたり、せっかくユーリが支援したうえに辻支援をしてくる。
 それでもユーリは嫌な顔を一つせず嬉しそうにお礼を言っている。

【誰かに何かをされたらお礼は言わないとダメですから】

 生まれてこれまで一度も感謝の言葉を口にしたことの無いボクからすれば彼女はずっと大人びている。
 その影響なのかログインしてユーリと会うと挨拶をしている。
 変な気分になるが悪くない。

【あのさ】
【はい?】
【もしよかったら他の人とPTを組んでみる?】

 ボクからそんなことも言わなかっただけにユーリは驚いているようだ。

【私はいいですけどシンはいいのですか?】
【あんまりなんだけど、どうかなって思ったから】

 ユーリはほんの少し考えてから答えた。

【それじゃあ試しに行ってみましょうか】

 結局のところボクは彼女を発破をかけてほしかっただけなのかもしれない。
 二人でいく臨時広場。

【すいません。アコライトと騎士いいですか?】

 ユーリと一緒にボクは初めてのPTへと参加していった。
スポンサーサイト




コメント
▼この記事へのコメント<(あれば表示)

■ コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

▼この記事へのトラックバック(あれば表示)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。